森喜朗会長 女性蔑視発言問題で謝罪「深く反省」し「撤回をしたい」辞任の考えはなし

日本オリンピック委員会の女性理事増員方針を巡る発言について記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=東京都中央区(代表撮影)
取材に応対する森会長(Tokyo 2020公式ライブ配信より)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が3日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での自身の発言を受けた取材応対が始まった。前日の発言については、五輪・パラリンピックの精神に反するとして「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと認識いたしております。そのために、まず深く反省をしております。発言を致しました件につきましては撤回をしたい。不愉快な思いをされた方にはお詫びを申し上げたい」と語り謝罪した上で、発言を撤回した。

 また、組織委員会の会長職を辞任する考えについては「辞任するという考えはありません」とした。

 3日の評議員会ではJOCの役員選考が見直され女性理事を積極採用できるように40%以上の登用を目標とすることなどが説明された。こうした経緯を受け、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と発言。日本ラグビー協会での話として「女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げて言われると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。みんな発言されるんです」と私見を述べた。同時に、自身が会長を務める組織委について「(女性は)みんなわきまえておられる。全員」、「的を射たお話をされてやってくれます」など語っていた。

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