坂本花織V 貫禄漂う演技で魅了「後半、自分の中ではよく動けた」

 「愛知国体・フィギュアスケート成年女子」(30日、ガイシプラザ)

 フィギュアスケートの成年女子フリーは、ショートプログラム(SP)首位発進で3月の世界選手権代表に内定している坂本花織(兵庫・神戸学院大)がフリー149・33点、合計227・78点で優勝した。

 最終滑走の坂本が貫禄漂う演技で魅了した。3回転フリップ-3回転トーループはやや乱れたが、演技の中で修正し「後半、自分の中ではよく動けた」と納得の表情。スピンやステップは全て最高評価のレベル4を獲得し「マトリックス」の世界観を表現した。

 式は中止になったが、今月成人式を迎えた20歳。年末年始は青の振り袖に合わせた髪飾りを自作するため「家に引きこもった」という。気持ちを切り替えて臨んだ今大会の優勝で、大一番へ向けスイッチも入るはずだ。

 国際スケート連盟(ISU)は29日に3月の世界選手権(ストックホルム)開催の方針を発表。22年北京五輪の出場枠が懸かる大会へ「SPもフリーも少しずつミスがあったので、世界選手権までの2カ月で修正する。今季最後の試合になるので、思い切って、SPもフリーも完成形の演技ができるようにしたい」と決意を新たにした。

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