大栄翔は“現役大学院生関取”ファミリービジネスを勉強中「将来に生かしたい」

 オンラインで優勝一夜明け会見をする大栄翔(日本相撲協会提供)
 オンラインで優勝一夜明け会見をする大栄翔(日本相撲協会提供)
 オンラインで優勝一夜明け会見し、大きな手を広げる大栄翔(日本相撲協会提供)
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 大相撲初場所で13勝(2敗)を挙げ初優勝した西前頭筆頭の大栄翔(27)=追手風=が25日、埼玉県草加市の部屋で優勝一夜明け会見をオンライン形式で行った。

 コロナ禍のため、前夜は部屋での食事会。乾杯の際、飲んだお酒は「おいしかった」とニッコリ。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)から「おめでとう。良かったな」と祝福された。

 本場所が終われば、「現役大学院生関取」と“二刀流”の生活に戻る。昨年4月から日大大学院に入学し「ファミリービジネス」を勉強。新型コロナの影響でオンライン形式の授業を受けている。

 「相撲界の部屋の継承とか将来に生かしたい。今は現役を全うしようと思うけど将来的にはそういうところ(親方)にもなりたい」と将来設計も描く。

 相撲以外の分野の話を聞くことが新鮮。「新たな発見。いろんな考え方が勉強になる。相撲にも生きるところがたくさんある。吸収して頑張っていく」と力を込めた。

 レポートも「相撲」をテーマに何本も提出。順当なら来春には卒業予定で卒論のテーマも考えていく。「うまく両立してやっていく」と文武両道を目指す。

 今場所、完全開花させた突き押しを今後も磨き上げる。過去のいろんな関取の動画を見て研究。中でも八角理事長(元横綱北勝海)の押し相撲が理想だ。

 「今の理事長の若い時に似ていると知り合いから言われる。勉強して目指していきたい。回転よくどんな相手でも突いて先に先に早い突き押しで圧力があって理想の相撲」と言う。顔も似ていると言われると「光栄です」と笑みを浮かべた。

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