11勝の照ノ富士、来場所大関取りへ…伊勢ヶ浜審判部長「当然ですよね」

 「大相撲初場所・千秋楽」(24日、両国国技館)

 関脇照ノ富士(29)=伊勢ヶ浜=が前頭7枚目の明生(立浪)をすくい投げで破り、11勝4敗として場所を終えた。先場所は13勝を挙げており、来場所の大関取りへの目安となる「33勝」に向けて大きく前進した。

 一時は膝のケガなどで序二段まで転落した元大関が、17年秋場所以来の大関復帰をしっかりと射程に捉えた。今場所は6日目までは3勝3敗と苦しんだが、徐々に調子を取り戻し、終盤は2大関を破るなど星を二桁に乗せた。大関取りの目安となる「33勝」へ残り9勝とし、「来場所も一日一番、集中して頑張ります」と力を込めた。

 来場所の大関取りについては、伊勢ヶ浜審判部長(元横綱旭富士)も「当然ですよね」と明言。「(取組に)内容もある。(先場所)優勝同点もしているし、とりあえず(来場所の)内容を見る」と話した。

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