元組織委副会長、今夏の五輪開催「疑わしい」もIOC委員「中止せず」
12年ロンドン五輪・パラリンピック組織委員会で副会長を務めたキース・ミルズ氏が19日放送の英BBCラジオで、新型コロナウイルスの世界的な感染状況から今夏の東京大会は中止の可能性が高いとの見解を示した。「(開催は)疑わしいと言わざるを得ない。東京の組織委に中止計画があるのは間違いない」と述べた。
開催可否の判断は1、2カ月以内と推測し、東京の組織委は劇的な状況改善やワクチンの早期普及を期待して決断を極力先送りすると指摘。実業家の同氏は傷痍(しょうい)軍人の国際スポーツ大会を開催する財団の会長を務めているが国際オリンピック委員会(IOC)委員には就いていない。
一方、ロンドン組織委会長で現在IOC委員などを務めるセバスチャン・コー氏は「中止にはならないと思う」と英スカイニューズに語った。