宇良が勝ち越しに王手「必死に」松鳳山を寄り切る

松鳳山(右)を寄り切りで敗った宇良=両国国技館(撮影・開出牧)
松鳳山を寄り切りで下した宇良(奥)=両国国技館(撮影・三好信也)
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 「大相撲初場所・11日目」(20日、両国国技館)

 人気業師の十両宇良(28)=木瀬=が松鳳山(二所ノ関)を寄り切って連敗を2で止め、7勝目(4敗)を挙げ勝ち越しに王手をかけた。

 低く当たって、相手を後退させると、中に潜る。最後は左を差し、体ごと土俵外にダイブした。

 「勝てて良かった。(相撲内容は)ちょっと分からない。必死にやっていたので」と、気迫全開だった。

 ベテラン相手には前回、2017年夏場所、幕内で勝利している。「相手は怖いところがたくさんあって、勝つことできて良かった。(4年前と)今では…。何年もたっている」と振り返った。

 2度の右膝手術を乗り越え、先場所、3年ぶりに十両復帰。9勝6敗と勝ち越した。2場所連続の勝ち越しへあと1勝。「白星を取っていかないと気合も落ち込む。集中すること」と意気込んだ。

 敗れた松鳳山は負け越しが決まった。

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