十両王鵬また勝てず…祖父で“昭和の大横綱”大鵬の命日はプロ入り後3連敗

 「大相撲初場所・10日目」(19日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男、新十両の王鵬(20)=大嶽=が大翔丸(追手風)にはたき込まれ、7敗目(3勝)を喫した。1月19日は祖父の命日。十両土俵入りでは9日目から祖父の好んだ「忍」の文字が入った化粧まわしを着用し、特別な日へ思いを込めたが勝利は逃した。

 前へ出て攻め、気持ちは全開だったが、うまさにやられ、前のめりにバッタリ。「調子自体はめちゃめちゃいい。引いて負けるなら、前に出た方が星もついてくる」と話した。

 祖父の命日はこれでプロ入り後、3連敗。「一番も勝てていないのできょうこそはというのはあるけど…」と、なぜか勝てない。「自分では特別な日。負けるより勝つ方がいい」と悔しがった。初の十両土俵を祖父も喜んでいる、と問われると「まだまだだと思う」と気を引き締めた。

 知人から贈られた「忍」の化粧まわし。「常に心にある言葉。稽古もためになる、きついことなので」と、我慢を心に刻む。

 いつか祖父と同じ横綱が目標。「(祖父は)見た目のかっこよさがある。勝負に対してもいろいろ聞いた話の中で男らしい人」と、背中を追い続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス