「大相撲初場所・１０日目」（１９日、両国国技館）

　大関貴景勝（２４）＝常盤山＝が１０日目の１９日、日本相撲協会に休場を届け出た。「左足関節じん帯損傷で今後約３週間の加療を要する見込み。１月場所の休場を要する」との診断書を提出した。師匠の常盤山親方（元小結隆三杉）によれば３日目の１２日、北勝富士戦で負傷したという。

　綱とりに挑んだ今場所は初日から４連敗を喫するなど大不振で９日目まで２勝７敗だった。１０日目に予定した平幕隠岐の海（八角）戦は不戦敗となり、負け越しが決定。春場所（３月１４日初日、エディオンアリーナ大阪）が３度目のかど番となる。

　今場所は新型コロナウイルスの影響で横綱白鵬ら十両以上の関取１５人が全休。腰痛休場の横綱鶴竜を含め１６人が初日から不在だった。貴景勝で関取１７人目の休場となり、２００２年名古屋場所の１６人を上回り、戦後最多となった。