山名里奈が女子総合初V!一度も総合トップを譲らず快勝 さらなる飛躍誓う
「スピードスケート・ショートトラック・全日本選手権」(17日、帝産アイススケートトレーニングセンター)
男女1000メートルと3000メートルが行われ、前日の2種目を合わせて女子は山名里奈(21)=山梨学院大=が初の総合優勝を果たした。1000メートルと1500メートルで2冠を達成し、3000メートルでは2位に入るなど一度も総合トップを譲らず快勝した。今大会は3月に開催予定の世界選手権(オランダ)の代表選考会を兼ねて実施された。
総合トップの選手が着用できる赤い帽子を一度も譲ることはなかった。山名は「自信を持っていいレースができた。総合優勝で終わることができてうれしい」と笑顔を見せた。
出身は兵庫だが、山梨学院大に進学。ナショナルチームの合宿にも参加するようになり、環境ががらりと変わったことで練習の質、量が向上した。その結果、「相手に臆することなく自分のレースができるという意味の自信がついた」と、めきめきと実力を伸ばし続けている。
初の総合優勝のカップを手にし「重いなと思った」とにっこり。若きスケーターは次なる目標に「来シーズンはオリンピックイヤーなので結果を出してオリンピックの舞台を勝ち取ること」を掲げ、さらなる飛躍を誓った。