橋本五輪相「不安が数字に表れている」東京大会開催に否定的な声多数の世論調査に

 橋本聖子五輪相(56)が15日、閣議後に会見を行った。世論調査で今年の東京五輪・パラリンピック開催に否定的な声が8割を占めるという結果が出ていることについて「夏の東京大会開催に関しては、やはりさまざまなご意見があると承知している」と受け止めた。

 国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、7日には再び緊急事態宣言が発令された。共同通信社の世論調査では、東京大会の今夏開催を求める人の割合は14・1%にとどまったという。「開催を期待する声がある一方で、緊急事態宣言発出など、現在の内外の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、夏に開催できるのかという不安がこういった数字にも表れているのではないかと思います」と橋本五輪相。

 国内外の感染状況なども考慮した上で、春には観客の上限や海外からの来場などについての方針を打ち出すとしており「政府としては引き続き安心安全な環境を確保することが最優先。大会に向けた準備を着実に進めることで、多くの方に夏の開催が可能であるとの思いを強くしてもらえるよう、東京都や大会組織委員会、IOC(国際オリンピック委員会)等と緊密に連携しながら丁寧に取り組みたい」と述べた。

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