鶴竜 7日にも初場所出場判断「あと2日、しっかり見て」

すり足をする鶴竜(日本相撲協会提供)
若い衆に胸を出す鶴竜(右)=日本相撲協会提供
初日へ向け、調整ペースの上がらない鶴竜(日本相撲協会提供)
3枚

 「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)

 3場所連続休場から再起を期す横綱鶴竜(35)=陸奥=が5日、都内の部屋で若い衆相手に胸を出すなど調整した。昨年末、弟弟子の霧馬山と相撲を取って以降、実戦稽古はしておらず体調面を気遣い慎重な調整が続く。

 稽古後、電話取材に応じ、「せっかくいい感じで体が動くようになってきたんで」と、徐々に状態は上がっていることを明かした。

 一方で初日まで5日となっても調整ペースは上がらない。「まあ、いつもと比べて満足いく形ではないかもしれないですけど、体の状態は良くなってきてるのはいいことかなと思います」と話した。

 先場所後、横綱審議委員会から史上初の「注意」決議を受け、初場所出場ならには進退が懸かる。

 出場に関し、「あと2日ね、しっかり見て判断したいなと思います」とぎりぎりまで見極める考えで、7日の稽古後にも判断する。

 ぶっつけでの出場に関し、「それがどうなんかなと確かめたいなと。体がいいときの感覚は分かってるんで。変に良くなってきたからって無理はしたくないと思います」と悩める胸中を吐露した。

 この日、横綱白鵬(35)=宮城野=の新型コロナウイルス感染が発表され、初場所の出場は厳しくなった。

 鶴竜には一人横綱としての責任がより重くなる。「一層というか、しっかり結果を残さないといけないとは思ってますけど」と、自覚をにじませた。

 緊急事態宣言が発令される見通しで、初場所へ影響する可能性もあるが自身の復活を目指すのみ。「その辺は準備するだけなんでね。自分は体を作って、やることは変わらないので。家族だけじゃなく応援してくれるファンの方々やいろいろな方に声をかけてもらっている。その気持ちに応えたい思いはある」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス