バドミントン男子シングルスで世界ランク１位の桃田賢斗（２６）＝ＮＴＴ東日本＝が１日、代表入りを確実にしている東京五輪に向け「本当に勝負の１年になる。覚悟を決めてやり抜きたい」と、マネジメント会社を通じてコメントを発表した。

　昨年１月に遠征先のマレーシアで事故に遭い、１２月の全日本総合選手権で１１カ月ぶりの実戦復帰を果たすなど、激動の１年を送った。東京五輪に向けては「開催されれば本当にたくさんの人が見てくれる。金メダルを目指して頑張りたい」と意気込み、絵馬には「自分に負けない金メダル！！」とつづった。「全日本総合選手権では改めて自分の弱さに気付かされた部分が多かった。今年は絶対に自分に負けない。それができたら結果もついてくると思う」と説明した。

　１２月３１日には自身のツイッターで「ＹｏｕＴｕｂｅ」での動画配信を始めると宣言したばかり。「試合をあまりできない状況で自分の考え方はすごく変わった。プレーだけでなく、バドミントン界に影響をもたらしたい気持ちが出てきた」とした。

　今後はタイの国際戦に出場する。「日本のエースとして出場できるので、しっかりと胸を張って堂々とプレーしたい」と１年ぶりの国際戦へ気合を入れた。