18歳の桑形萌花が金星3位 元世界女王2回戦で撃破!目標はパリ五輪金

 「柔道・全日本選手権」(27日、講道館)

 体重無差別で争われ、講道館杯78キロ超級覇者の冨田若春(わかば、23=コマツ)が初優勝した。同級で18年世界女王の朝比奈沙羅(ビッグツリー)は初戦の2回戦で18歳の桑形萌花(兵庫・夙川高)に反則負け。桑形は勝ち進んで3位に入った。推薦枠で出場した東京五輪代表補欠は57キロ級の玉置桃(三井住友海上)が2勝を挙げて3回戦敗退。48キロ級の角田夏実、52キロ級の志々目愛(ともに了徳寺大職)は初戦で姿を消した。

 18歳の桑形が金星を挙げた。2回戦で朝比奈と対戦。普段は70キロ級で、最重量級の元世界女王とは身長差13センチ、体重差65キロという体格差だったが、「投げられなくても技を掛けるしかない」と速射砲のように攻勢に出た。相手のスタミナを削り8分34秒で反則勝ち。「最後まで我慢して戦えた」と胸を張った。

 五輪代表の阿部詩(日体大)とは出身道場の兵庫少年こだま会、夙川中・高が同じという直系の後輩。阿部からは大会前に「思い切りやるしかないな。しっかり自分の柔道をしたら大丈夫」と助言を受けた。それを発奮材料に3位と快進撃を見せたスーパー高校生は「まだまだ(阿部に)かなわないが、朝比奈選手にも勝って少しは追いつけたかな」と笑みを浮かべ、「(24年)パリ五輪の金メダルを獲ることが目標」と高らかに宣言した。

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