小松原美里・尊組が3連覇!今大会から日本名の尊が渾身ガッツ その時、妻は「揺れてるな」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、ビッグハット)
アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、RD首位の小松原美里(28)、小松原尊(29)組=倉敷FSC=は、FDでもトップの103・49点、合計175・23点で3連覇を達成した。RD2位の高橋大輔(34)、村元哉中(27)組=関大KFSC=は、合計151・86点で2位に終わった。
日本のアイスダンスの先頭をひた走る小松原夫妻が、貫録の3連覇を果たした。11月に日本国籍を取得した尊にとって、ティム・コレトから小松原尊名での初の大会だった。美里が「とても誇りに思う。初優勝は何もわからないまま、去年は怪我で必死だった。今年は大変な状況の中で、滑れていることが奇跡。感謝の気持ちを込めて、遠くでも楽しんでもらえるように作品をつくった」と話せば、尊も「今年はすごく大変な年。いい演技を皆さまの前で見せることができて、とっても嬉しい」と、笑顔で語った。
演技終了直後、尊はフィニッシュポーズのまま、左拳を握ってガッツポーズ。「すごく緊張していた。昨日も演技前に吐いていたぐらい。できたという気持ちがあったので、ガッツポーズしました」と尊。ただ、美里は「ガッツポーズしている時は、私は(演技として)死んでいる状態。なんか揺れてるなと思った」と、苦笑いで振り返った。





