羽生結弦、全日本でSP、フリーとも新プロ披露へ 5年ぶりVにも自信「勝ちます」

 フィギュアスケートの五輪2連覇王者で、全日本選手権(25日開幕・長野)で今季初戦を迎える羽生結弦(26)=ANA=が24日、フジテレビ「めざましテレビ」のインタビューで、ショートプログラム(SP)、フリーとも新演目で臨むことを明かした。

 2月の四大陸選手権以来、10カ月ぶりに勝負の銀盤に帰ってくる。

 「とにかく自分のみせたいスケートを、自分がやり抜きたいスタイルを貫いて、今回は演技をしたいなと思います」。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ぜんそくを抱える自身への健康面のリスクや、移動による周囲の感染リスクを考慮し、今季はGPシリーズを欠場した。それでも今回出場を決めたのは、「自分の演技をみて、別に何でもいいんですよ、何でもいいから、誰かの心に何か感情が灯る、何かの気持ちが灯るきっかけになればいいな」と思ったから。

 「自分が感染拡大のきっかけにまずはならないように、そして自分自身もかからないようにして、今、最前線で頑張っていらっしゃる医療の方々に負担がかからないようにすることが、1番大切だと自分の中では思っている。こういう決断を下したからこそ、責任を持って、しっかりといい演技をするべきだなと思っています」と、覚悟を語った。

 コロナ禍の期間、カナダにいるブライアン・オーサーコーチらと合流することはできなかったため、1人で練習を積んできた。「1人で練習している期間、やっぱり自分のスケートの長所ってなんだろうとか、自分自身とひたすら向き合ってやってきたんですけど、なんかそういったコーチからのアドバイスだけではなくて、自分自身が見つめた結果としてのスケートを見ていただけたら」。そんな中でSP、フリーとも新プログラムを作り上げてきた。「皆さんの前で演技するのは緊張する部分はありますけど、でもある意味初めてアイスショー以外でちゃんと自分が振付を考えて、色んな工夫をしながら作り上げたプログラムだなと思っています。今までのプログラムとはまた違った魅力になるのかなと思います」と、手応えを口にした。

 5年ぶりの優勝の期待も懸かる。「それは勝ちます。ふふん。だって、出るって決断したんで。そのぐらいの気持ちじゃないとやれないと思います」と、燃える思いを口にした。

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