寺本明日香が涙 復活ならず「現実を見たという感じ」

 「体操・全日本選手権」(12日、高崎アリーナ)

 女子決勝が行われ、ロンドン、リオデジャネイロ五輪代表で、左アキレス腱断裂からの復活を目指す寺本明日香(25)=ミキハウス=は13位に終わった。

 20年2月の左アキレス腱断裂から完全復活を目指す寺本には、苦い大会となった。予選に続き、決勝でも精彩を欠き、平均台で落下などのミスがあり、演技後は涙。「思ったよりもできていない。現実を見たという感じ」と、試合後も涙が止まらなかった。日本女子の精神的支柱。「来年の選考会まで残り4カ月。私はアキレス腱を切っていっぱい休んだ。休まず頑張らないと」と誓った。

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