体操・内村航平、3年ぶり頂点へ「納得いく演技したい」 ライバル宮地と2度目対決

 「体操・全日本選手権」(10日、高崎アリーナ)

 個人総合、種目別の日本一を決める体操の全日本選手権が10日、高崎アリーナで開幕した。東京五輪に向けて鉄棒専念を決めた五輪個人総合2連覇王者の内村航平(31)=リンガーハット=は、男子予選(11日)を前にオンラインで会見に臨み、今季3試合目、年内最後の大会に「そろそろ納得した演技をしたい」と、本領発揮を誓った。女子予選が行われ、村上茉愛(24)=日体ク=が4種目合計55・065点で個人総合首位に立ち、12日の決勝に駒を進めた。

 勝負の来年へ、弾みをつける。内村は「ここまでは納得できる演技ではなかった。そろそろ納得いく演技をしたい」と意気込んだ。

 五輪出場への最大のライバルで、I難度ミヤチを持つ宮地秀享(26)=茗渓ク=と2度目の対決となる。9月全日本シニアでは15・366点を出した宮地に敗れたが、11月の国際大会では宮地不在ながら内村がH難度ブレトシュナイダーを成功させ、15・200点をマーク。ともに直近3年の世界選手権の金メダルスコアを上回る得点。内村も「高め合っていける存在」と、存在の大きさを認める。

 ただ、まず自身の演技を完遂することに集中する。「自分の満足いく演技ができれば結果はついてくるし、前回の得点(15・200点)は超えられる」。3年ぶり5度目の頂点で20年を締めくくる。

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