バレー協会、ビーチ選手の3月の不適切行為をようやく公表「組織上問題があった」

 日本バレーボール協会は4日、オンラインで、今年3月のNTCでの不適切行為について説明会を行い、嶋岡健治会長(71)は「不祥事の公表が速やかに行われず本日になりましたことをおわび致します」と謝罪した。

 20年3月にビーチバレーのナショナルトレーニングセンター(NTC)である川崎マリエンのトレーニングジム内で使用規則であるシューズを履かずに練習していたビーチバレー選手を強化指定選手の土屋宝士が注意し、胸をつかむ行為があったという。この件に関して同協会は把握しておらず、8月に他の選手から強化委員長への報告で発覚。情報共有ができていないことについて鍛冶良則事務局長は「組織の運営上問題があったという認識でいる。現場との情報のやりとりやコミュニケーションも不足していたので、組織の反省として今後生かしていく」とした。

 選手2人については9月の段階で土屋と2回、相手選手と1回面談したとし、鍛冶事務局長は「土屋選手は面談において真摯に反省をしている。相手選手も練習場でのルールを守っていなかった自分に責任があると。土屋選手への反発の気持ちもないのでことを大げさにしてほしくないと伺っている」と話した。

 土屋にはビーチバレーボール本部長からの注意喚起と、年内の川崎マリエンの施設利用禁止の処分が下され、本人には11月30日に伝えているという。

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