バレー協会が謝罪 国際大会キャンセル申告漏れ NTCでの不適切行為を公表

 日本バレーボール協会は4日、ホームページで20年1月に開催されたビーチバレーワールドツアー男子のイラン大会で参加申請していた1チームのキャンセルを同協会がキャンセル変更期日までに行わず、別の日本チームが繰り上がりで出場できる機会を逸したことを嶋岡健治会長名で公表し、謝罪した。

 同大会には日本から6チームが参加申請。1カ国ランキング上位4チームが出場可能だったが、上位4チームに入っていたチームのキャンセルが適切に処理されなかったため、5位チームの繰り上がりを逃したという。同協会では17年にビーチバレー国際大会への参加申請漏れがあり、担当者を処分した上で手続の見直しやチェック体制の強化をしていたが、今大会の変更期日において同様の確認体制を敷いていなかったという。「選手の皆様はもとより関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と、綴った。

 また、20年3月にビーチバレーのナショナルトレーニングセンター(NTC)にあたる川崎マリエンのトレーニングジム内で使用規則にあるシューズを履かず練習していた選手を強化指定選手の土屋宝士が注意し、相手の胸もとを掴む行為があったと発表。11月になり、協会幹部に報告が上がり、土屋に厳重注意と1カ月のNTC使用禁止とした。

 両件とも発表までに時間が掛かった点については「キャンセル申請漏れについては繰り上がりを逸したチームに適切な対応をとらず、またNTCでの不適切行為を含めて、弊会内での報告がなされなかったことから速やかな公表ができず、深くお詫びいたします。現場への目配りや報告の甘さが引き起こした不手際を反省しております」と説明し、謝罪した。

 申請チェックミスと報告を怠った役職員2人はコンプライアンス委員会で処分を審議するとしている。

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