宇良 千秋楽は黒星で9勝6敗「最後に勝ちたかった」

勢に小手投げで敗れ、十両優勝の可能性が消えた宇良=東京・両国国技館(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲11月場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 2度の右膝手術を乗り越え、18年初場所以来16場所ぶり十両復帰した人気業師の宇良(28)=木瀬=が勢(伊勢ノ海)に逆転の小手投げを食らい、9勝6敗で場所を終えた。

 西十両8枚目で最後に5勝目を挙げた勢は来場所の十両残留を濃厚とした。

 低い立ち合いから宇良が左を差し、出足一気。土俵際、あと一押しというところで、強引に振られて土俵外に落ちた。「悔しいです。最後に勝ちたかった。土俵際、振られないように身構えたけど足が出てなかったのかな」と、無念がった。

 復帰した十両で5日目、居反り、14日目に後ろもたれと大技も見せ、大いに沸かせた。15日間を振り返り「最後、悔しいですけど、また稽古を頑張りたい。まず膝を良くすること。(9勝6敗は)ひと安心ですね」とホッと安どした様子。全力を出し切り、足早に帰路に就いた。

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