IOCバッハ会長、五輪開催へ自信 15日来日も中止議論せず「全力を尽くしている」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)が11日、オンライン形式の理事会後に会見した。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪に関して、来日する15日から18日までの間に中止を議論することはないと断言した。

 滞在中は菅義偉首相や大会組織委員会の森喜朗会長らとの会談が見込まれており、選手村や国立競技場を視察する予定。16~18日には大会の準備状況を確認するIOCと国際パラリンピック委員会、組織委の合同事務折衝も開かれる。東京大会の中止について議論するのかを問われ「ノーだ」と否定した。

 世界では欧州を中心に感染が再拡大し、日本でも急速な広がりを見せている。開幕まで約8カ月のタイミングでの来日に「選手や全ての参加者に(開催への)さらなる自信を与えられる。日本国民には安全な五輪に向けて全力を尽くしているとのメッセージを伝えたい」と、あらためて開催への自信を示した。

 組織委の武藤敏郎事務総長は「東京の機運を盛り上げたいと考えておられるのでは。開催に向けてさらにIOCと組織委、国、東京都で協調していこうという大きな方向性が出されるのは間違いない」と話し、来日がもたらす意味を強調した。

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