大鵬の孫・納谷が無傷2連勝 十両へ「運じゃなく実力で上がる」

 矢後(右)を押し倒しで破る納谷(撮影・金田祐二)
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 「大相撲11月場所・3日目」(10日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・西幕下筆頭の納谷(20)=大嶽=が元幕内の矢後(尾車)を押し倒して、無傷2連勝とした。

 相手の押しを下から応戦し、我慢。「引いてくるのを自分は待っていた」と、相手の引きに乗じて出た。最後の一押しで、相手が豪快に転がった

 「つかまったら勝てないと思ったので。止められてもまわしは嫌っていこうと。タイミングよく出られたので(相手の)バランスを崩せた」と、納得顔で振り返った。

 初日、大翔鵬(追手風)に続き、元幕内の実力者を連破。「2人とも勝負してくる、相撲を取りに来てくれる相手。勝負できたら負けない気持ちはある」と、自信満々にうなずいた。

 西幕下4枚目だった先場所は5勝を挙げたが、番付運にも恵まれず悲願の十両にあと一歩届かず。初日の取組後は「文句の付けようがない星で、運じゃなく実力で上がる」と話していた。18年秋場所で幕下昇進後、13場所目で自己最高位。“親子三代関取”を大きく引き寄せる勝ち越しへ、あと2勝だ。

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