新大関正代はヒヤヒヤ白星発進 横綱不在の11月場所、3大関そろって初日勝利

取組後、審判団の協議を心配そうに見つめる正代(右)=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲11月場所・初日」(8日、両国国技館)

 秋場所で初優勝した新大関正代(時津風)は物言いがつく際どい勝負となったが、前頭筆頭の若隆景(荒汐)を土俵際で突き落とし、白星発進となった。

 冷や汗勝利だった。立ち合いで中に入られた正代は土俵際まで押し込まれ、体を右に流しながら突き落としを放った。行司軍配は正代に上がったが、物言いがつく。協議の結果、若隆景の足が先に返っているとして軍配通り正代の勝利となった。

 白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の2横綱が休場となった11月場所。大関陣では貴景勝(千賀ノ浦)が結びの一番で小結高安(田子ノ浦)を圧倒して押し出した。朝乃山(高砂)は鋭い踏み込みから前頭筆頭の霧馬山(陸奥)に一方的に寄り切り、3大関そろって白星となった。

 7月場所優勝の小結照ノ富士(伊勢ケ浜)は輝(高田川)を寄り切り。幕内最小兵の人気力士・炎鵬(宮城野)は豊山(時津風)に押し出しで敗れ、黒星スタートとなった。

 11月場所は新型コロナウイルスの影響で制限していた観客数の上限を秋場所の2倍となる5000人に引き上げて開催している。

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