鶴竜3場所連続休場 来年初場所に進退を懸ける

 「大相撲11月場所」(8日初日、両国国技館)

 横綱鶴竜(35)=陸奥=が腰痛のため11月場所も初日から休場することが5日、決まった。3場所連続18度目の休場で崖っぷちに追い込まれ、来年初場所(1月10日初日、両国国技館)に進退を懸ける意向を示した。

 朝稽古後に電話取材に応じ、「次に出た時はちゃんとした結果を残さなきゃダメ。体をベストの状態にして次に出たい」と引退を覚悟し復活に懸ける。

 相撲を取る稽古を再開するメドすら立たず。「腰の状態がよろしくない。この状態で出てもしょうがない」と苦悩。6日の取組編成会議を前に師匠・陸奥親方(元大関霧島)と話し、休場を決断した。

 先場所も腰の負傷で全休。最近6場所で皆勤は1度だけ。先場所後の横綱審議委員会(横審)では白鵬(宮城野)とともに両横綱に厳しい意見が出た。次に結果を出さなければ引退勧告などが決議される可能性がある。

 鶴竜は「分かっている。言われてもしょうがない」と立場を承知。師匠も「これ以上休めない。負けたからまた休むとか、もう無理なこと」と師弟ともども背水の陣で臨む。

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