白鵬、右膝ギリギリまで見極め出場判断 師匠が代弁「検査ちゃんとしてみないと」

 「大相撲11月場所」(8日初日、両国国技館)

 8月に右膝を手術し先場所を全休した横綱白鵬(35)=宮城野=に関し3日、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が右膝の検査結果を見て出場可否を最終判断する考えを示した。4日に予定されていた取材はキャンセルし、本人は日本相撲協会広報部を通じ「場所に向けて集中したい。取材はお控えいただきたい」とコメントした。

 師匠によれば、相撲を取る稽古も十分に重ねている。「関取衆とも2、3回やりましたし、動きは全然いい」と言う。四股、すり足など基礎運動も通常通り行っている。

 「体も大きくなってますしね。157か8キロくらいあるんやないんですか。ご飯もたくさん食べてますよ。稽古も12時半ごろまでやってるし。結構長くまでやってるし、調子がいい証拠ですよ」と、言う。

 10月16日から1週間、7カ月ぶり出稽古皆勤となる合同稽古に参加し、新大関正代(時津風)らを相手に元気いっぱいに稽古。順調な回復を見せていた。

 一方で右膝に関し、不安は残る。師匠は「それが完全に治ってるかはちょっと分からないから。病院で検査ちゃんとしてみないと分からない。その状態。なんぼこっち側がいいって言っても、まだ今の状態じゃだめって言われる可能性もあるから。調子はいいことはいい。病院の結果。前のところがどういう風になってるか。それが治ってれば本人はもう出るでしょうけど」と説明した。

 2場所連続休場した先場所後に横綱審議委員会(横審)から休場の多さに関し、厳しい意見が出た。また途中休場となれば進退問題も浮上する。「完ぺきで出ていかないと、また途中で…となったら、今度は何だと言われても困っちゃう。そういうのがあるから、一番怖い。もう年も年だから、ある程度、古傷とかそういうものが完ぺきに直していかないとね。今の状態で中途半端に出てまたケガなんてなったら困っちゃいますからね」と師匠。ギリギリまで状態を見極め判断する。

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