貴景勝 11月場所は観客倍増の5000人「やりがいある」

すり足をする貴景勝
テッポウを打つ貴景勝
2枚

 大相撲の大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=が28日、都内の部屋で基礎運動、ぶつかり稽古などで調整した。

 11月場所は観客の上限が7月、秋場所の2500人から5000人と倍増する。ファンの声援を力に変える大関にとっては歓迎しかない。

 「もうすごいうれしいですね。やっぱりお客さんの中で相撲を取るのは何よりの力になる。多ければ多いほどやりがいあるし。ありがたいことですね」。

 自身の力に大いにプラスになるのが会場の盛り上がり。「いくら想像力をかき立たせても無理なものは無理。自分の場合は。もっと盛り上がって緊張して、そういうぐらいじゃないと、本当の力が僕は出にくいかなと思います。プロである以上、どんな状況でも力を出さないといけないですけど、やっぱりお客さんいた方が、目に見えない100%以上の力が出るかなと思います」と力を込めた。

 土俵に上がると集中して声援、拍手は聞こえてこないという力士もいるが貴景勝は違う。「自分は全部聞こえてますね。自分のために応援してくれる人とか、よく周り見渡しながら集中してやっている」と語った。

 18年の11月場所で初優勝して2年。2度目の優勝への思いは強い。「毎場所優勝したいと思ってます。それしか考えてない。焦りは別にないけど、ただ毎場所、優勝に向けて稽古とかいろいろしているので優勝したいなと自然に思う。実力があれば優勝する」と、気合は十分だ。

 先週までの合同稽古で新大関正代(時津風)と3日連続で三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)をするなど、実戦も重ねており、順調な調整。「優勝した力士と体を合わせて、しっかり身になるものがあった。基礎(運動)に費やす時間もまた作って。(ウエート練習も)今が一番やる時だと思うので、しっかり仕上げていきたい」と、充実感を漂わせた。

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