正代、貴景勝に5勝8敗 合同稽古で熱戦「それなりに体は動いてきた」

正代を押し込む貴景勝(左)=代表撮影
正代と押し合う貴景勝(左)=代表撮影
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 大相撲秋場所で初優勝し新大関に昇進した正代(28)=時津風=が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で合同稽古に参加し貴景勝(24)=千賀ノ浦=と大関同士、3日連続となる三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)で熱戦を演じた。

 最初の一番、立ち合い馬力で押し勝って寄り切り。その後は貴景勝の低く強い当たりに苦戦した。計13番で5勝8敗と負け越したが、土俵際、残して反撃するなど、体の動きも良くなってきた。

 3日間で貴景勝とは計35番と精力的。合同稽古初日から「まだまだ、体力が足りない」と状態に不満を口にしたが、3日を終え、ようやく好感触。「ま、それなりに体は動いてきたと思います」と力を込めた。

 弓なりに体が反(そ)る立ち合いも改善に努める考えがあるが、今は状態を上げることが先決。「体のいたるところが痛いんで、ちょっとそこだけに集中できていない。とりあえず、落ち着いてきたらそういうところも、もうちょっとやっていけるか、と。まぁ、やっていかなければ、いけないところですから」と語った。

 連日、相撲教習所に通い稽古するのも新弟子の時以来。「新鮮ですね。入門当時を思い出しますね。なるべく稽古には参加していたので、その当時も」と懐かしんだ。

 3日前に比べ肩周り、胸も張ってきた。「稽古はじめ(15日)に比べたら、いいんじゃないかと思いますね」と手応えはある。

 合同稽古は前半を終え、残り3日。「このペースでやっていけたら、と思いますが。どうなるか。まぁ、しっかりやりきりたいですね」と意気込んだ。

 最近、プロテイン、サプリメントを積極的に摂取する。野菜など体を気遣うことも今後は大事。熊本農、東農大と農業系で学び、野菜の知識に関しては「高校の時は畜産課ですし、大学の時は熱帯系の授業を受けていたので。たとえば野菜単体の勉強はなかなか習っていない。どちらかというと、育て方のほうで。大学に関しては、熱帯系の環境での土壌のこととかだったので」と専門外の様子。

 家庭菜園より食べることに集中。「そういうものを育てることより、食べることが好きなんで。植物はですね、返事もしてくれないですから要領が難しいですし、天候にも左右されますしね」と苦笑いした。

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