中大 ・吉居大和 大迫に並ぶも「三浦君に負けて悔しい」強烈なライバル意識隠さず

 「箱根駅伝予選会」(17日、陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース)

 46校が参加し、各校上位10人の合計タイムで1位の順大など10校が本大会(21年1月2、3日)の出場権を獲得した。10年連続62度目の出場を決めた順大は、1年生の三浦龍司(18)が1時間1分41秒で日本選手トップの全体5位。大迫傑(ナイキ)が早大1年時にマークしたU20(20歳未満)ハーフマラソン日本歴代最高記録を6秒上回った。2位の中大も1年生の吉居大和(18)が全体10位の1時間1分47秒で快走し、2001年度生まれの“新世紀世代”が躍動した。本大会は前回総合優勝の青学大を筆頭に10位までのシード校と、オープン参加の関東学生連合を加えた21チームが走る。

 中大でも期待の1年生が頭角を現した。吉居はチームトップの全体10位でゴールし、大迫に並ぶU20歴代2位の1時間1分47秒の好記録をマーク。ただ、同学年の順大・三浦には6秒差で敗れただけに「箱根駅伝の出場資格を取れてホッとしている気持ちと、個人としては日本人トップを目指していたので負けて悔しい気持ちがある。(1時間)1分台はうれしいが、勝負で勝ちたかった。同じ学年の三浦君に負けてしまったのは悔しい」と強烈なライバル意識を隠さなかった。

 5000メートルでもU20の日本記録を持つ新星に、藤原正和監督は「(将来的に)世界に出て行かないといけない選手」と期待を込める。就任1年目に予選落ちし、本戦への連続出場が87でストップした屈辱から4年。予選2位で4年連続94回目の出場を決めた指揮官は「強くなるために教えてきたことが根付いてきた」とうなずき、「本戦は3位が目標。2カ月半でもう一伸びできる」。スーパールーキーを擁する名門が、慣れ親しんだ箱根路で復活を懸ける。

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