本田真凜、ジャンプ2本で0点…右肩脱臼の不安残る「大事な試合に間に合うのかな」

 「フィギュアスケート・東京選手権」(9日、ダイドードリンコアイスアリーナ)

 女子SPが行われ、本田真凜は47・29点で9位だった。出場するはずだった3日のジャパンオープンを右肩脱臼のために欠場。この日が今季初戦だったが、予定していた通りのジャンプが跳べず、2つの要素で点数を得られないなど、不安の残る結果となった。揃って出場した妹の本田望結(16)=プリンスホテル=は43・91点で12位。トップは永井優香(21)=早大=で61・08点だった。

 淡い紫の入ったパンツルックの衣装に身を包み登場した真凜は、冒頭は3回転-3回転の連続ジャンプの予定が、単独の2回転ループになり得点が入らず。3回転フリップは3回転-2回転のトーループにしたが、ダブルアクセルはシングルアクセルになってしまい、この要素も0点になった。

 取材には、「今日からジャンプを練習し始めて、2週間ほどジャンプができていなかったので、スケートをやってきた中でも一番不安な中、演技をした。とりあえずフリーに進めて(よかった)」と、ジャンプはほぼぶっつけ本番の形で臨んだことを明かした。演技はやり通したが、「久しぶりに最後までSPを通して、大事な試合に間に合うのかなって不安があった感じです」と吐露した。

 負傷については、ジャパンオープンを控えた前週に右肩を脱臼したという。その時は自身で関節を入れて練習を再開したと明かしたが、「2日続けて脱臼してしまって」。この時は病院で治療を受けたというが、「ガリってなってしまって、そこから痛い」と、振り返った。ただ、「(妹の)紗来の試合があって、紗来が良くなかったけど、前向きに頑張っているのを見て、私も頑張ろうと思った」と自身を奮い立たせた。

 プログラム自体は「すごく運動量の多い」ものだといい、練習不足は大きな痛手となる。「大事な試合に向けて、上手く練習していきたい」と誓った。

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