正代 新大関の存在感示す!稽古再開「今までの場所よりはプレッシャー感じる」

 大相撲秋場所で初優勝し新大関に昇進した正代(28)=時津風=が6日、東京都墨田区の部屋で稽古を再開した。報道陣の代表取材に応じ、11月場所(11月8日初日・両国国技館)では、新大関として存在感を示すような相撲を取ると誓った。

 正代は四股など基礎運動や筋トレで約1時間、汗を流した。地元熊本には7日に凱旋する予定。期間は「3日間くらい」と言い、地元宇土市の市役所や学校にあいさつ回りするという。

 同市では優勝パレード、大規模な祝賀会を準備していたが、コロナ禍のため今回はお預け。正代自身は少しでも感謝を直接、伝えたい思いで約7カ月ぶりに帰郷する。

 「改めてたくさんの人に応援してもらったなと実感した。9月場所で少しでも期待に応えることができたんじゃないかなと思った」

 11月場所へ向けては、まずはじっくり体をつくり、実戦に入っていく考え。「今までの場所よりはプレッシャーを感じます。新大関として存在感をみんなに伝わるようにしたい。まずは勝ち越しを目指して、自分の相撲を取りきることだけに集中できたら」と控えめに闘志を燃やした。

 今後は貴景勝(千賀ノ浦)、朝乃山(高砂)と3大関の出世争いにも注目が集まる。正代は「(意識は)ない。これからおいおい湧いて出てくるんじゃないかな」とマイペースを貫いていく。

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