正代の口上「至誠一貫」とは?吉田松陰座右の銘「遠山の金さん」でも登場

大関昇進の伝達を受ける正代(中)(代表撮影)
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 日本相撲協会は9月30日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、関脇正代(28)=時津風=の大関昇進を全会一致で決定した。

 国技館から時津風一門の鏡山理事(元関脇多賀竜)、立川親方(元関脇土佐ノ海)が使者として派遣され、東京都墨田区の部屋で昇進伝達式が行われた。

 正代は「大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道にまい進して参ります」と口上を述べた。

 至誠一貫とは中国の儒学者、孟子の言葉「至誠にして動かざる者いまだこれあらざるなり」が起源。誠意を尽くせば、必ず人は動かされるとの意味だ。明治維新の志士を育てた吉田松陰の座右の銘でもある。最後まで誠を貫くという教えで現在も学校や企業の方針として採用されている。また、時代劇「遠山の金さん」でも、お白洲に「至誠一貫」と書かれた額が掲げられている。

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