翔猿1差後退も不敵 高校の後輩・貴景勝は「強かったっす」

 「大相撲秋場所・14日目」(26日、両国国技館)

 快進撃を大関に止められても、翔猿のワクワクは止まらない。新入幕でつかんだ結びの一番、突っ張りの手数を生かして前に出たが、貴景勝の重たい押しに後退。最後ははたき込まれて3敗目を喫したが土俵上、腹を砂まみれにしながら、確かに笑っていた。

 「強かったっす。今は付け入るスキがなかった感じですね」と完敗を認めつつ、「全然違いましたね、盛り上がり方が。楽しくて仕方なかったっす」

 もちろん、夢心地で楽しんだだけではない。相手を慌てさせるためのパワー不足を実感。再挑戦の日に向けて、さらなる猛稽古を誓う一番になった。

 千秋楽は、単独トップに立った正代に挑戦する。13日目の取組後、緊張しそうな場面を問われ「優勝決定戦とか…」と何げない一言。勝てば、思い描いた究極の大舞台に立てる。大混戦の立役者から、最後まで目が離せない。

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