フィギュア田中刑事、今季初戦SPで珍事 曲間違えフリー流れる「僕のミス」3点減点
「フィギュアスケート・中四国選手権」(26日、岡山国際スケートリンク)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった平昌五輪代表の田中刑事(25)=倉敷FSC=は、66・97点で首位発進を決めた。
冒頭からいきなりアクシデントが発生。スタート位置についたものの流れた曲はフリーの「シャーロック・ホームズ」。ジャッジ席に間違えたことを伝え、リンクの逆側にいたコーチからSP「Hip Hip Chin Chin」のCDを借りて、急いで音響のもとへ。「僕のミスで起きたトラブル。(焦りで)無観客であることを忘れてしまった」と反省しきりだった。演技の中断により、3点が減点された。
1カ月前に負った右ひざの怪我からの回復途上ということもあり、ジャンプの構成は落として挑んだ。3回転サルコー、ダブルアクセル、3回転-2回転のトーループを着氷させた。「(怪我は)僕に与えられた試練。今できる最低限のことはやりきれた」と、振り返った。