フィギュア 本郷理華、笑顔の復帰「楽しかった」「辞めるつもり」から1年5カ月ぶり

 「フィギュアスケート・中部選手権」(26日、名古屋市・邦和スポーツランド)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨季を休養した本郷理華(24)=中京大=は、復帰戦で60・29点をマークした。

 昨年4月以来、1年5カ月ぶりの実戦。紫のシックな衣装で登場すると、「今回は不安なものなく、確実にできるように」と、あえて難度を下げた3回転-2回転の連続トーループをしっかり着氷。その後も高さのある3回転サルコー、ダブルアクセル(2回転半)と、全てのジャンプを降りた。

 スピンやステップをはじめ、優雅な音楽に乗せた、のびのある演技で魅了。「すごく久しぶりの試合で、感覚を思い出しながら、不安もあったけど、とりあえず自分の今やれることはできたので、ホッとしています。1番は楽しかった」と振り返った。

 昨シーズンは「ほぼ辞めるつもり」で休養。その間は「全くスケートはやらずに、仕事をしたり、仙台に帰ってゆっくりしたりした」と、ジュエリーショップで接客業にも挑戦したという。練習再開は今年1月。コロナ禍でその後、また約2カ月リンクから離れなければならなかったが、一歩ずつ、感覚を取り戻してきた。

 「全日本に出場したい気持ちで復帰したので、それが今の1番大きな目標」と本郷。フリーでは「今できることを出し切るのを1番の目標に、点数や順位はその次と思って、しっかりやりたい」と笑顔で語った。

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