先場所優勝の照ノ富士、初日は大関・貴景勝 「いつ当たってもいいように」

 「大相撲秋場所」(13日初日、東京・両国国技館)

 秋場所の取組編成会議が11日、行われ、先場所、5年ぶり復活優勝した元大関で東前頭筆頭の照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=は初日、大関貴景勝(千賀ノ浦)戦が決まった。2日目は関脇御嶽海(出羽海)が相手。

 朝稽古後に電話取材に応じ、2日後に迫った本場所へ「いつも通りの稽古」と淡々と話した。

 大関を14場所務めたが両膝負傷、内臓疾患で一時は序二段まで降下。どん底から、上位総当たりの地位まで回復した。貴景勝とは17年名古屋場所で敗れて以来、約3年ぶり対戦。当時は自身が大関で貴景勝が前頭筆頭と、逆の立場だった。

 「やれることをやるだけなんで。別にどうってことは全くない。(貴景勝は)もともと地力があったし、よく稽古してたし、上がるなっていうのは分かっていた」と、実力は認めていた。3年前と比べて強くなった印象を問われると「そういうのはあまり言いたくない」と勝負モードに入った。

 初日いきなり大関戦の緊張感には「全然ない」とキッパリ。「逆にどうせ当たる。いつ当たってもいいようにと思っているので。やれることをやるだけ」と冷静に話した。

 両横綱が休場したことにも「そうなんですか。一日一番でやれることをやるだけなので、別に何も思っていない。自信を持ってやるだけ」と、準備は十分に重ねてきた。

 2場所連続3度目の優勝はもちろん頭にある。「できるなら誰でも優勝したいと思ってますから。そのとき誰が一番頑張ったか、誰が一番調整できたかっていう人が優勝するんじゃないですか」と、語った。

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