コロナ陽性の幕下力士は「熱が下がっている」芝田山広報部長が説明

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が7日、電話取材に応じ、前日新型コロナウイルス陽性が判明し入院中の幕下力士に対し、「熱が下がっている」と状態が回復していることを明かした。

 「(当該力士は)抗原検査で陽性が出たのでウイルスの量はそれなりにあった」と説明。現在、保健所の指導の下、濃厚接触者、部屋の関係者が順次、PCR検査を受け、結果を待っている状況。当該力士以外に発熱など症状を訴える者はいない、という。当該力士の所属する部屋では力士同士、距離を取り生活している。

 検査の結果、陽性者が休場となる可能性があるが、秋場所開催の方向は変わらない。同部長は「だから出稽古は禁止している。出稽古してしまうとどこからどこまで感染していくか分からない。部屋の中で陽性者が出ても、その部屋の中だけで、とりあえず部屋の中だけで収めていくということが大事。封じ込めです。外に出さないということが一番大事なこと」と強調した。

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