フィギュア 世界選手権などの選考基準を発表 コロナ禍の現状考慮も
日本スケート連盟は2日、都内で理事会を開催し、フィギュアスケートの世界選手権(3月、ストックホルム)などの代表選考基準を承認した。
選考会を兼ねる12月の全日本選手権(長野)参加は必須。世界選手権の男女シングル出場枠は3あり、全日本選手権優勝者は内定となる。
2人目は以下(1~3)から総合的に判断。
(1)全日本選手権2、3位
(2)ISU・GPシリーズ出場選手の中で、各大会の表彰台に上がった選手上位2人
(3)全日本選手権終了時点でのISUワールドスタンディング上位3人
3人目は以下(A~C)のいずれかを満たす選手から総合的に判断される。
(A)(1)から(3)に該当し、2人目の選考から漏れた選手
(B)全日本選手権終了時点でのISUワールドスタンディング上位3人
(C)全日本選手権終了時点でのISU・GPシリーズベストスコア上位3人
なお、過去に世界選手権6位以内に入賞した実績のある選手が、けが・感染症などのやむを得ない理由で全日本選手権欠場となった場合、欠場理由となった事情の発生前の成績を選考基準に照らして評価し、世界選手権時の状態を見通しつつ、選考することがあるという。
ペア、アイスダンスの世界選手権出場枠は1で、全日本選手権優勝組と、全日本終了時のGPシリーズベストスコア上位3組から総合的に判断される。
また、新型コロナウイルス感染症の影響による選考基準変更の可能性についても言及されている。対象大会の延期などで選考基準の項目を満たせない場合、再度選考基準や前提条件を設定し直すほか、GPファイナルの開催時期によっても基準を再検討する可能性があるという。