「陸上・ライジングスター陸上」（２２日、国立競技場）

　トップ選手に先立って、新国立競技場初の陸上大会が開催された。最終学年の小学６年、中学３年が対象で約７００人が参加。１０秒６８（追い風１・０メートル）で中３男子１００メートル１位に輝いた藤井清雅（せいが）＝千葉・君津中＝は「五輪をやる場所で走れたのはとてもうれしい。走る感触が心地よくて楽しかった」と満面の笑みで振り返った。

　大会を視察した萩生田光一文部科学相（５６）は「全力でひたむきに競技する姿は勇気と感動を与えてくれた」とし、甲子園高校野球交流試合が行われたことにも触れ「感染防止対策にしっかり対応すれば、大きなクラスターなくこういうことができる証しになると思う」と見解を述べた。