バドミントン女子 リオ五輪金「タカマツ」の高橋礼華が引退 東京五輪出場厳しく…

 バドミントン女子ダブルスで2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華(30)=日本ユニシス=が現役引退の意向を固めたことが17日、複数の関係者の話で分かった。近日中に記者会見を行う予定。パートナーの松友美佐紀(日本ユニシス)と「タカマツ」ペアの愛称で親しまれてきた。

 「タカマツ」は2連覇が懸かる東京五輪出場を目指していたが、同種目の日本勢で最大2枚の五輪切符を巡る争いで3番手にとどまっており、厳しい状況だった。昨年4月下旬からの五輪出場を懸けた1年間のレースは終盤戦の今年3月に新型コロナウイルスの影響で中断し、来年再開予定となっている。

 奈良県出身の高橋礼は強打が武器で、宮城・聖ウルスラ学院英智高時代に前衛が巧みな1学年下の松友とペア結成。14年10月に現行の世界ランキング制度で全種目を通じて日本勢初の1位に就き、リオ五輪で日本バドミントン史上初の金メダルに輝いた。18年に日本代表主将として国・地域別対抗戦ユーバー杯で37年ぶりの世界一に貢献し、日本一を決める全日本総合選手権を5度制した。

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