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クライミング・森がV3「希望捨てない」 選考基準巡り係争中…五輪出場へ天命待つ

 「スポーツクライミング・リード・ジャパンカップ・最終日」(11日、岩手県営運動公園)

 男女決勝が行われ、女子は来夏に延期された東京五輪代表入りの可能性を残す昨年の世界選手権銅メダリスト、森秋彩(16)=茨城県連盟=が準決勝、決勝と課題を完登し、2大会ぶり3度目の優勝を飾った。東京五輪代表に内定している野口啓代(31)=TEAM au=は2位。五輪代表の権利を持つ野中生萌(23)=XFLAG=は準決勝で敗退した。男子で五輪代表に決まっている楢崎智亜(24)=TEAM au=は4位だった。

 粘り強さが持ち味の16歳が、コロナ禍による自粛が明けて半年ぶりの大会でも不屈の登りをみせた。森は強度の高い準決勝のルートを力強く登り切り1位で通過すると、8人中4人が完登した決勝は最終競技者の重圧にも負けず、きっちりとクリアした。

 コロナ禍で多くの選手が調整に苦しむ中、大会直前にはホームジムで半年間クリアできなかったという高難度の課題を初めて登り切るなど、さらなる成長を遂げてきた。ただ、優勝を決めても笑顔はなく「まだ余裕があった。練習の成果を存分に発揮したかったし、もっと出し切りたかった気持ちが強かった」と、サラリと言ってのけた。

 現在、代表選考基準を巡り、日本協会と国際連盟がスポーツ仲裁裁判所で係争中。今月中にもヒアリングが行われる予定で、日本協会の主張が認められれば、五輪への道がつながる。「希望を捨てずに頑張りたい。東京五輪もパリ五輪もある。楽しむことを忘れずに取り組んでいけたら」。今はただ信じて、天命を待つ。

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