虎党・朝阪神、白星先行でタイガース同様に“貯金生活” 復帰の藤浪にも期待

 「大相撲7月場所・5日目」(23日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする東序二段93枚目の朝阪神(20)=高砂=が青乃潮(東関)を寄り倒し、2連勝で2勝1敗と白星を先行させた。

 踏み込み鋭く、押し込み休まず出た。最後はまわしを取って体ごと預けて決めた。

 「思い切り当たって前に出ることだけ意識した。土俵際、ちょっとごちゃごちゃしたけど良かった。前回、自分の相撲で勝てて楽になった。リラックスしていけた」と納得顔で振り返った。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。タイガースは開幕直後は不調で借金8を抱えたが、今や貯金1と復調した。

 前日、広島戦も八回に追い付きドロー。「最近、打ててなかった近本が打って良かった」と阪神戦は欠かさずチェックしている。23日先発は復帰登板の藤浪。「頑張ってくれるといい。自分は応援するだけ。阪神が勝つとうれしいので自分も頑張るという気持ちになる」と、阪神とともに、“貯金”をもっと増やす。

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