卓球オールスター戦 9月に開催「見たことない対戦を」男子VS女子日本代表対決も

 卓球・Tリーグの宮崎義仁理事長補佐が14日、オンラインで会見し、9月中旬に無観客イベント「2020JAPANオールスタードリームマッチ」を開催すると発表した上で、今年の世界選手権団体戦(来年2月に延期、韓国・釜山)日本代表に選ばれていた男女各5人に出場を打診していることを明かした。試合方式は未定だが、男子対女子で対戦する可能性も明かし「Tリーグや日本代表の選手を中心に元気なプレーをいち早く見せたい。今までファンが見たことない対戦も考えながら、皆さまに楽しんでもらえるイベントを目指している」と語った。

 今回のオールスター戦は、新型コロナウイルスの影響で3月以降に国内外の大会が中止や延期となり、再開のめどが立たない中、卓球ファンの前で久々に試合をするのと同時に、選手が緊張感の中で実戦感覚を養う場として企画したものだという。

 参加オファーを出した世界選手権の日本代表は、Tリーグに参戦していない選手も含めて、男子は張本智和、丹羽孝希、水谷隼、森薗政崇、宇田幸矢の5人で、女子は伊藤美誠、石川佳純、平野美宇、早田ひな、佐藤瞳の5人。さらに、Tリーグ所属選手や小中学生の日本代表らの出場も検討しており、参加規模は最大20人程度になる見込みだという。

 ただ、当初検討されていたOB選手の参加は見送る方向で、「あまり遊んでいる雰囲気ではなく、ある程度真剣勝負でできれば」と宮崎氏。現役国内トップ選手同士のバチバチした試合を見込んでいるといい、「男女で戦うか、日本代表対Tリーグ代表など、あり得ない対戦も検討している」と青写真を描いた。

 また、このオールスター戦は無観客開催の予定だが、インターネットやテレビでの無料観戦を実現するため、映像制作費や会場設営費の一部をクラウドファンディングで募ることを発表している。特典グッズなどの返礼品を準備しているといい、宮崎氏は「日本全国の卓球ファンの皆さまからのご協力を運営に充て、9月に成功を収めたい」と語った。

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