トランポリンの外村哲也が引退 北京4位、五輪延期で決断

 日本体操協会は29日、2008年北京五輪トランポリン男子個人4位の外村哲也(35)=アムス・インターナショナル=が現役を引退すると発表した。東京五輪出場を目指したが、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期されて決断した。今後の活動は未定。

 外村は協会を通じ「心技体ギリギリで競技を行っていて、加えてこのコロナ禍で競技環境を整えて、今からもう1年現役延長することは極めて困難と判断した」などのコメントを出した。

 東京都出身で、父の康二さんが1984年ロサンゼルス五輪体操の銅メダリスト。空中姿勢の美しさを武器に、世界選手権は05年に個人で3位に入った。

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