NBAビンス・カーター、現役引退を表明 超人的ダンクで魅了

 米プロバスケットボール(NBA)の現役最年長選手、ホークスのビンス・カーター(43)が25日(日本時間26日)、現役引退を表明した。

 カーターは名門ノースカロライナ大をへて、98年ドラフトでウォリアーズから1巡目全体5位で指名された直後にラプターズへトレードされた。1年目から主力として活躍し、1試合平均18・3得点を挙げるなどして新人王を獲得。00年の球宴で出場したダンクコンテストでは人間離れした独創的なダンクを連発して優勝。見る者の度肝を抜いたパフォーマンスは今なお伝説として語り継がれている。

 22シーズンでラプターズ、ネッツ、マーベリックスなど8チームを渡り歩き、歴代3位の通算1541試合に出場し、25728得点、6606リバウンド、4714アシストをマーク。球宴8回。1990年代、2000年代、2010年代、2020年代と4つの年代でプレーした史上初の選手となった。

 カーターは昨オフに20年が現役最後にシーズンになると公言し、昨年9月にホークスと契約。控え選手として60試合に出場したが、新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズンは中断。東カンファレンス15位中14位に低迷するチームは7月31日からプレーオフ出場権を懸けて戦う22チームには入れず、悔しい最後となった。

 カーターはこの日、SNSで「私は正式にプロバスケットボールから引退します」と発表。NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは声明で「ビンス・カーターはその卓越した技術と揺るぎない献身によってNBAに消えることのない影響を与えた」と称賛の言葉を送った。

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