朝乃山、新大関として迎える1カ月後の場所へ「大相撲は皆さんに愛されている」

 「大相撲7月場所」(7月19日初日、両国国技館)

 先場所後に新大関に昇進した朝乃山(26)=高砂=が19日、日本相撲協会を通じ、質問に応じた。7月場所までちょうど1カ月。「感覚を取り戻しながら自分の相撲を磨いていきます」と話した。

 夏場所が中止になり、空いた期間でじっくり基礎運動に取り組んできた。部屋ではすでにぶつかり稽古も再開した。春場所後の3カ月の期間、「応援してくれる方々には『相撲が無いと寂しい』と言われ、改めて大相撲は皆さんに愛されているんだなと実感しました」と言う。

 ケガ以外で相撲を取らない期間がここまで長いのは初めて。出稽古で実戦感覚を磨き、ペースを上げていくのが最近の調整法だったが、新型コロナウイルスの影響で部屋での調整が続く。「部屋で稽古をすれば問題ないと思います。少しずつ上げていく。常に場所があると思い、日々を過ごしています」と、強調した。

 プロ野球も開幕。スポーツ界も徐々に前進していっている。「早く本場所の土俵で相撲を取りたいと思っています」と新大関も本番を切望した。

 今は感染対策を徹底することを継続。「まだまだ油断はできません。自粛を続け、手洗い、うがい等引き続き予防を徹底していくことが必要だと思います」と語った。

 昨年は夏場所で初優勝し、大フィーバー。昨年6月16日は地元の富山でパレード、18日は母校の近大でパレードとお祝いに沸いた。「1年がたつのが早いと実感しています。また、パレードができるように頑張りたいです」と誓った。

 応援してくれる地元の富山へ向け、「まだまだ大変な思いをされている方々がいらっしゃいますので、皆さんで助け合いながら前に進んでいってほしいです。自分の相撲を見て少しでも元気を取り戻してもらえる様に一生懸命頑張ります」と、呼びかけた。

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