サンウルブズ、スーパーラグビーでの活動終了 豪国内大会不参加で

 スーパーラグビー(SR)に参戦している日本チームのサンウルブズを運営するジャパンエスアールは1日、出場を目指して交渉していたSRオーストラリア国内大会(7月3日開幕)について、オーストラリアラグビー協会より「参戦不可能」の通達を受けたことを発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、原則としてオーストラリアへの入国ができず、入国できても14日間の隔離が義務づけられるほか、キャンプ地の準備なども必要となるなど、諸条件が整わなかった。

 サンウルブズは5季にわたってSRで参戦。来季以降の除外が決まっているため、今季がSRで戦う最終年だった。

 ▽ジャパンエスアール・渡瀬裕司CEOコメント

 「このような結果となり、サンウルブズの試合再開を楽しみにお待ち頂いていた皆様には、その願いを叶える事ができず、残念なご報告となりました事をお詫び申し上げます。

 今回の決定を受け、5シーズンに渡り参戦したサンウルブズのスーパーラグビーへの挑戦は終わりを迎える事となります。このような形でシーズンを締めくくる事となり、大変悔しい思いではありますが、世界で最もレべルの高いラグビーのリーグに参加できたことは大変光栄であり、名誉あることだと感じています。

 いつもご支援頂いておりますスポンサー・サプライヤーの皆様、ファウンダーズクラブの皆様、サポーターの皆様、メディアの皆様、我々サンウルブズを応援してくださったファンの皆様、5年間、本当にありがとうございました。そしてこれまで、サンウルブズのために、日本ラグビーのために戦ってくれた全ての選手とスタッフに、心より感謝を申し上げたいと思います。」

 ▽日本ラグビー協会・森重隆会長のコメント

 「多くのファンの方々に愛されたサンウルブズが、2020年度シーズンの終了を迎えました。世界の強豪チームに挑戦し続けてきた姿が、多くの皆様のご声援につながったことと思います。ファンの皆様、ご支援頂いた皆様に心より御礼を申し上げます。

 また、サンウルブズに参加した全ての選手とスタッフに対し、その献身的な貢献に深く感謝いたします。サンウルブズの5年間の軌跡は決して消えるものではありません。

 昨年のラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍が語られるとき、等しく、サンウルブズの存在がその活躍を導いたと、多くのファンの方々に語られていることがそれを証明しています。今後もサンウルブズの存在によって積まれた経験値を活かし、ファンや関係者の皆様と共に日本ラグビーのさらなる発展に向け取り組んでまいります」

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