為末大氏 東京五輪「個人的な見立てとしてはやると思う」朝原宣治氏とトークライブ

 陸上の2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリストの朝原宣治氏(47)と、01年エドモントンと05年ヘルシンキ世界選手権男子四百メートル障害銅メダリストの為末大氏(42)が23日、YouTubeでトークライブを行った。

 日本陸上界のレジェンドはざっくばらんな雰囲気で、互いに「だいちゃん」、「のぶちゃん」と呼び合いながらトークを展開。現役時代にどのようにモチベーションを維持していたかについて、為末氏は「あまり先のことを見ない。先を見ると足りないものが多すぎて嫌になる。昨日よりは良くなっているかな、という小さなサイクルで少しずつ成長を実感して、気がついたら25年やっていた」と明かした。

 朝原氏も「選手は4年間でサイクルが回っている。五輪イヤーをメインとして、終わった後にすぐに4年後を目指すかというと難しい。(柔道女子の)YAWARAちゃん(=谷亮子さん)とか(レスリング女子の)吉田沙保里さんとか、取った瞬間に『次も金』とか言ってしまう人は、本当にすごい。4年後なんて何をやっているか分からない。ケガしてやめてしまうかもしれない。ぼくも4年くくりではなかった。難しくて」と、同意していた。

 また、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックについても話が及んだ。朝原氏が「コロナ禍で大変だけど、東京五輪・パラリンピックもやってほしい」と訴えると、為末氏は「どういう条件でやれるんだろう?どんな感じになるんだろう?個人的な見立てとしてはやると思う。やる方向の確率が高いんじゃないかと思っている」と応えた。

 為末氏は「個人的な意見」とした上で、「やれるようにやり方を学んでいく1年みたいな感じかな、という気がしていて。スポーツイベントの開き方とか、スポーツのやり方みたいなものをうまく折り合っていく。ブンデスリーガも始まって、いろいろな知見もたまってくるんじゃないかと思っている」と期待を寄せていた。

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