瀬戸大也らトレセン早期再開を文科相に要望「特別扱いしてほしいとは思わないが…」

 競泳男子の瀬戸大也(ANA)ら各競技のトップ選手4人が13日、オンラインで萩生田光一文部科学相、鈴木大地スポーツ庁長官との意見交換会を行い、新型コロナウイルスの影響で利用停止となっている強化施設、東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)、国立スポーツ科学センター(JISS)の早期再開を要望した。

 東京五輪は21年夏開催に延期となったものの、4月からプールでの本格的な練習ができていない瀬戸は「他の選手も大学のプールを使えないことが1カ月以上続いていて、不安の声が挙がっている。1日でも早く施設を使えれば」と要望。バレーボール女子の荒木絵理香(トヨタ車体)も「日本は体が小さいので連携が重要。NTCで(チーム)練習、医科学的なサポートを受けたい」と望んだ。

 練習環境が限られているフェンシング男子エペの見延和靖(ネクサス)は、競技ごとに施設利用時間を区切ったりするなどの施策も提案。「一般の方、医療従事者が(コロナ禍で)頑張っている中でスポーツだけを特別扱いしてほしいとは思わないが、少しずつでも改善できるところがあれば、やっていただきたいというのが正直な思い」と訴えた。

 同施設がある東京都は外出自粛要請が続いている状況だが、屋外施設を活用するなどの段階的な再開プランも検討されているという。アスリートの声を聞いた萩生田大臣は「知恵を出し合いながら、少しずつでも(以前に)戻れるように検討していきたい」とした。

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