バレー男子の石川祐希 伊リーグ戦中止に「残念」でも「一人ひとりの命が一番大切」

 バレーボール男子のイタリア1部・セリエAでプレーする石川祐希(24)=伊・パドバ=が日本時間9日、新型コロナウイルスの感染拡大により、リーグ戦中止が決まったことを受けて、自身のインスタグラムを更新し、心境をつづった。

 思わぬ形で終了することとなった今季を振り返り「目標であるプレイオフ出場のためには、もう負けられない状況で、僕自身のキャリアとしても、ここからが今シーズンの自分の成長が試されるところだと考えていた中での中止決定となりました。そのチャレンジの場がなくなってしまったことや、目標を達成できなかったことは、残念でありとても悔しく、最後まで戦いたかったというのが今の気持ちです」と、率直な思いを吐露。

 ただ、世界を襲う未曾有の事態に「しかし、中止という判断は、受け入れるべき判断であり、なによりも、僕たち一人ひとりの命が一番大切です」。3月からのリーグ中断の間、甚大な被害のあったイタリアで過ごしてきた。「中断中はバレーボールが一切できない毎日を過ごし、バレーボールができるありがたさ、命の大切さ、チームそして社会のあり方を学ぶことができました」と、受け止めた。

 今後に向けて「今は、日本もイタリアも、世界中の人々が困難と向き合っています。この状況が収束し、僕たちの健康で明るい毎日を取り戻すために、プロアスリートとして今できることを考えて行動していきたいと思います。そして、少しでも早く、また皆さんの前でプレーができることを楽しみに、次のゴールに向かって準備を続けていきます」と、決意をつづった。

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