眉と唇を見れば時代が分かる フィギュアのメーク、世間の流行とリンク

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月のフィギュアスケートの世界選手権(モントリオール)は中止となり、思わぬ形でシーズンは幕を閉じた。選手は練習の成果を発揮する場を失ったが、来季へ向けた挑戦はまたここから始まっていく。「氷上の華」とも呼ばれるフィギュアスケートにおいて、女子選手を支える重要なルーティンの1つがお化粧だ。アイスショーなどでメークブースを設置し選手を支える化粧品大手コーセーで、選手のメークを手がける石井勲氏に話を聞いた。

 「メークは時代を表す」と石井氏。それが顕著に表れるのが眉と唇だ。「安室ちゃん眉」と言えば、想像できる人も多いだろう。

 女性の社会進出に伴い「強いパワーウーマン」のイメージで赤い口紅が流行したこともあれば、震災などの災害後は「喪に服す感じで、ベージュ系など落ち着いた色がはやる」傾向にあるそうだ。

 ここ数年は太め眉がトレンドだったが「今は太眉が曲線的になり、女性要素が加わっている」。フィギュアメークも“世間一般”の流行とリンクしているという。

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